製材所は現在はシラチャの繁華街になっている場所付近にあり、そのなかを通り抜けるように線路が走っていました。
写真はかつて線路が通っていた場所付近の現在の姿です。
（撮影日：2016年12月、または2018年4月）
線路が製材所構内に入る入り口の現在
＜線路が製材所構内に入る入り口の現在＞
この道の向こう側に製材所があり、線路はこの写真から向こう側に向かって伸びていました。
製材所構内図
撮影場所と製材所建物、線路の位置を示しています
(現在の航空写真と製材所があった頃のシラチャの地図の重ね合わせ)
写真の説明にある場所の特定はこの写真に基づいて推定しています。
Photo 1
製材所構内側から、入り口方向を撮影。
道路右奥の白い建物が、製材所の線路入り口に現存する建物（先の写真に移っている建物）
この道路上に線路が敷かれていた。
この反対側（背中側）にも線路は伸びていたはずだが、今は丁字路になっており、大きなコンドミニアム（ホテル）が建っている。
Photo 2
写っているビルのあたりに製材所の建物があったと思われる. 左端の道路あたりに機関車が放置されていた（1975年ころ。中華特急website参照）
Photo 3
機関車が放置されていた付近。 この道路に完全に沿った形で線路が引かれていたわけではないようだが、大まかにはこの道路が伸びる方向に線路は伸びていた。
Photo 4
前の写真と同じ位置で振り返った写真。
機関車の放置されていたあたりから、線路の入り口の方向を見ている。
Photo 5
中央の高い白い建物位置からこちらに向かって線路が伸びていた。
この建物付近では、線路の跡地は完全に建物の下になっている。
Photo 6
撮影場所は前に写真と同じ位置だが、もう一度振り返り、海側を見た写真 線路はこのあたりから右にカーブして、右端に移る建物の左下あたりを通っていた。
Photo 7
前の写真の位置から、線路の合った方向に少し進んだところ。
木が植えられているところを抜けて線路が通っていた。
2005年ころまではこれらの木や建物などはなかった。そのころは土が見えており線形がわかる痕跡残っていたかもしれない。
そのころ、私自身がこのあたりはよく通っていたのだが、ここに線路が通っていたとは全く知らず、線形に気づくわけもなかった。。
Photo 8
前の写真の木を通り過ぎたところ。 奥には海も見えている その手前には、SRJ No.6の蒸気機関車が見えている。
Photo 9
2003年ころには足元に線路がアスファルトに埋まっているのが見えていた 機関車の左側をあちら側に向けて線路が伸びていました
前の写真の位置からもう少し進んで、
SRJ No.6機関車が展示(？)されているところまで来ました。
2003年ころまでは、この写真の足元あたりに半分アスファルトに埋まった線路が残っていました。
その後、道路工事があり、線路は撤去、またはアスファルトに埋められてしまいました。
(もっと早く気づいていれば、もっと写真を撮るなりしておいたのに、、、)
線路はSRJ No.6機関車の向かって左側を通って向こう側に伸びていいたようです。
Photo 10
No.6機関車の位置から振り返ったところ. こちら側に向かって線路が伸びていました。
Photo 11
Photo 12
No.6機関車を通り過ぎるとすぐ海。
海の向こうに見えているのがコーロイ島(Kho loy)。
この付近(実際はもう少し左側)からコーロイに向かって木製の橋が伸びており、線路が続いていました。
コメント
現在、線路が通っていたところには線路の形跡は全くといいほど残っていません。
しかし、ここに製材所があり、森林鉄道が通っていたということの名残を少しだけ見つけることができます。
写真の説明の中に出てきた黒い建物は、ホテルなのですが、その名前は”Oakwood hotel"といいます。
確かめたわけではありませんが、おそらく製材所があった歴史を踏まえた命名なのだと思います。
(Sriracha Companyの本社はこの近くにありましたしね)